今回通勤用のリュックを新調するにあたって、以下の3商品を比較しました。
各リュックの大きさや入るものなど、詳細に検討したので、もしリュックの購入を検討しているの参考になればと想います。
- グレゴリーパトス V2
- カリマー イクリプス27
- ミレー クーラ30
ポチップ
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前提
- 都内の会社に勤める会社員
- リュックは電車通勤時に使用（プライベートでは別の20Lリュックを使用しています）
- 基本リモート勤務なので通勤は月1、多くて2回
リュックに入れているもの
このブログを書くにあたってリュックに入れているものの重さを量ってみました。
| 内容 | 重さ |
|---|---|
| ノートPC（13インチ） | 1130g |
| モバイルモニター（17.3インチ） | 879g |
| bluetoothキーボード※1+ケース | 630g |
| マウス※2+ケース | 300g |
| ノート+筆記用具 | 275g |
| 折りたたみ傘+傘ケース | 200g |
| マグボトル（350ml）※3 | 575g |
| ケーブル等 | 425g |
| モバイルバッテリー+ケース | 250g |
| スマホ（個人用） | 230g |
| スマホ（会社用） | 200g |
| ワイヤレスイヤホン1 | 80g |
| ワイヤレスイヤホン2 | 75g |
| その他（社員証やマスク等） | 200g |
| 合計 | 5,449g |
※1 ロジクール Pebble Keys 2 K380 本体のみの重量415g
※2 ロジクール MX ERGO MXTB1d 本体のみの重量259g
※水を入れた状態で計量
背景
通勤用リュック歴
僕のリュック歴です。
2019年11月 ミレー クーラ30（30L）
2023年2月 グレゴリー パトス V2（22L）
もともとは私物の15インチノートPCが入ることと、シンプルで縦長のデザインのリュックということでミレーのクーラ30（30L）を使っていたのですが、「結構でかいかなー」と思っていました。
たまたま休日用の20Lリュック（カリマー Utility20）に私物の15インチノートPCを入れたところ普通に入って、背負い心地も軽く感じ「20Lでええやん」となり20Lリュックを探し、たどり着いたのが現在使っているグレゴリーのパトス V2 です。
リュックを新調しようと思ったワケ
素材
生地のデザインと色が気になってきた。
パトスの生地は格子状のデザインになっていて少しカジュアル目、また生地の色が完全な黒ではない（黒が薄い）ため、真っ黒でシンプルな生地がいいなーと思うようになった。
背負い心地
持ち歩くものが変わり、背負い心地に重さを感じるようになった。
2024年の6月ごろからモバイルモニター（17.3インチ 879g）とマウスをワイヤレスマウスからロジクールのトラックボールマウス（259 g）に変えたため、全体で1kgくらい重量が増しました。
リュックの選定
というワケで、今回も新しいリュック探しの旅に出たのワケです。
条件
- 縦長のデザインでシュッとしていること
- シンプルなデザイン
- 外側にボトルや折りたたみ傘を入れられるオープンポケットがついている
- メイン収納+サブ収納以外にも外側にポケットがあること
- 黒が濃い
- 20L
候補
上記の条件をもとにネットでいろいろ検索した結果、以下2商品が候補に上がり、さっそくアマゾンで注文！
| ブランド/モデル名 | 容量 | 縦 | 幅 | マチ | 重さ |
|---|---|---|---|---|---|
| ミレー クーラ20 | 20L | 43 | 28 | 14 | 720g |
| ノースフェイス シングルショット | 20L | 44 | 30 | 19 | 740g |
ポチップ
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結果
中身を入れてみたところ、残念ながらどちらもモバイルモニターが入らず即日返品しました。
ノースフェイスのシングルショットはメイン+サブ気室+外部にある深さの違う2つのジッパーポケットが使いやすそうだったので残念。プライベート用として検討してみようと思う。
シングルショットの外部ポケット。左右は独立しており繋がっていない。また左右で容量が違う。
ちなみに使っているモバイルモニターはこちらの商品で、横幅が39.6cmとバッグに入れるにはかなり長い…
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リュックを買うときはアマゾンの返品制度を使っておトクに試す
アマゾンのファッションカテゴリの商品は「返品無料」
アマゾンのファッションカテゴリの商品は30日以内の返品であれば全額返金（もちろん送料も！）です。
そのためリュックやカバンを購入する際は毎回今回のように候補を決めて複数注文し、現物を確認してから購入しています。
試着する前提の購入の場合、商品のタグ等は外さずになるべく速やかに返品しましょう。発送時の段ボールをそのまま使えるので捨てずに残しておきましょう。
Prime Try Before You Buyとの違い
分かりづらいのですが、Prime Try Before You Buyという、ファッションカテゴリで「複数注文して試着ができ、7日間以内に返品すれば是全額返金（返品しなかったもののみ購入）」というサービスもあるのですが、Prime Try Before You Buyは対象商品が多くなかったり、検索もしづらいためリュックを購入する場合は普通に注文して試着、合わなければ返品、という方法でOKです。
条件を30Lに変更して再度探す
横幅がある17.3インチのモバイルモニターが入る20Lクラスのリュックはなかなかない、ということが分かったため、20L→30Lクラスに変え再検討しました。
ネットの先人の知恵と30L前後でシンプルデザインっぽいものをピックアップ。
候補
| ブランド/モデル名 | 容量 | 縦 | 幅 | マチ | 重さ（g） |
|---|---|---|---|---|---|
| カリマー イクリプス27 | 27L | 49 | 33 | 28 | 740g |
| ノースフェイス ヴォルト | 27L | 49 | 34 | 21 | 770g |
| ミレー クーラ30 | 30L | 51 | 29 | 19 | 860g |
| ノースフェイス ホットショット | 27L | 50 | 30.5 | 20 | 920g |
| ノースフェイスビッグショット | 33L | 54 | 32.5 | 20 | 1000g |
ミレーのクーラ30は5年前に購入して使っていたのですが「やっぱいいかも」と思い候補に。
ざっとスペックを整理して以下の3商品を候補から外しました。
- ノースフェイス ビッグショット：1000gは重いかも
- ノースフェイス ホットショット：920gも重いかな～
- ノースフェイス ヴォルト：デザインはよいがメイン収納+サブ収納以外の外側のサブポケットがない
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最終候補の3商品を徹底比較
最終候補に残った2商品と手持ちのパトスを徹底比較していきます。
| ブランド/モデル名 | 容量 | 縦 | 幅 | マチ | 重さ（g） |
|---|---|---|---|---|---|
| グレゴリー パトス V2 | 22L | 48 | 32 | 20 | 700g |
| カリマー イクリプス27 | 27L | 49 | 33 | 28 | 740g |
| ミレー クーラ30 | 30L | 51 | 29 | 19 | 860g |
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ポチップ
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チェック：モバイルモニターが入るか？
これは2商品ともなんなく入りましたので合格！
※PCスリーブ内ではなく、メイン気室のなかです。
チェック：入れたいものがちゃんと整頓して入れることができるか？
イクリプス27もクーラ30もこれまで入れていた荷物を全部入れてもまだまだ余裕がある状態で全く問題なし！
やはり30L前後のサイズになると違いますね。
チェック：縦長のデザインでシュッとしているか？
ここが一番悩んだところ…手持ちのパトスも含めいろいろな方向から眺めてみることとします。
平置きで見てみる
※リュックの中身はカラです。
平置き（正面）：クーラ30が一番シュッとしてるように見える
平置き（背面）：クーラ30が一番シュッとしてるように見える
吊るして見てみる
中に入れているものはすべて同じ（モバイルモニター、キーボード、マウス、ケーブルセット）
（正面）：パトスが一番シュッとしてるかな
なるべく同じ距離で撮影したつもりなのですが、クーラ30だけなんかデカく写ってる。
（背面）：パトス、クーラ30か
（ヨコ1）：イクリプス、クーラ30がシャープに見える
（ヨコ2）：イクリプスとクーラ30がシャープに見える。イクリプスの持ち手の大きさが目立ちます（クッション性もありとても持ちやすい）
なかなか甲乙つけがたいところ…
ここまでの評価
| ブランド/モデル名 | 縦長デザイン | ポケット | 黒さ |
|---|---|---|---|
| グレゴリー パトス V2 | |||
| カリマー イクリプス27 | |||
| ミレー クーラ30 |
ここでイクリプス27を除外しました。理由は以下の通り。
- デザインが若干卵型だった。
- 外部ポケットにおいてはクーラ30の方が使い勝手がよかった。
しかしイクリプス27もシンプルデザイン+大容量でネットの評判を見てもかなり人気の高い商品です。容量重視の方はイクリプス27も要チェックです。
公式では27Lということですが、実際に荷物を入れてみるとクーラ30より多く入るように思えました。縦横高さの合計でも圧倒的にイクリプスが大きいです。
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最後に結構悩む
結局決勝（？）に残ったのは手持ちのパトスとクーラ30。買い替えるかSTAYか…
あらためてサイズを見てみます。
| ブランド/モデル名 | 容量 | 縦 | 幅 | マチ | 重さ（g） |
|---|---|---|---|---|---|
| ミレー クーラ30 | 30L | 51 | 29 | 19 | 860 |
| グレゴリー パトスV2 | 22L | 48 | 32 | 20 | 700 |
ポチップ
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パトス（22L）、クーラ（30L）と8Lも容量に違いがあるのに、サイズはそんなに変わらない。3辺の長さを足してみても、22Lのパトスの方が1cm多い。なんで？？？
ネットで調べてみたところ、どうやら特殊な容量の測り方があるようです。
ASTM F2153-07で測定されていて、20mmのプラスチックボールをバックパックの中に入れて計ります。測定では、チャックが付いている部分(ポケットなど)にもボールを入れることから、同じ容量のバックパックでも見た目が異なる場合があります。
http://www.gw-ear.com/cake/basic/bp/capa
サイズ表記でいうとクーラ30の方が「縦長」なのですが、なぜかパトスの方がなんとなく縦長に見える。
実際の長さを測ってみる
気になったので、実際のサイズを測ってみることにした。
※一人でメジャーを持ちながら片手スマホで撮影しているため、画像が見づらいのはご了承ください。
平置きでは以下のように若干ですが、クーラ30の方が縦長ではあるんですよね。
パトス 縦42cmー横30cm
クーラ 縦46cmー横30cm
結論：クーラ30を再購入した
最終的にはクーラ30を購入することにしました（5年ぶり2回目）
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クーラ30にした決め手
- デザインがシンプルでやっぱカッコイイ
- 生地がしっかりしている（コーデュラナイロン500を使用）
- 黒が濃い
- ポケットの数が豊富で使いやすい（サブ収納に折りたたみ傘が入るのもGood）
- 背負い心地がよい
今回購入したものはロゴが新しくなったものですが、それ以外でも細かいアップデートがなされているようです。僕の主観なのですが、メイン収納、サブ収納部分のチャックの開閉がスムーズになっているように感じました。
アマゾンのレビューでもチャックの開閉がしづらいという書き込みが多く、たしかに5年前にクーラ30を購入したときは僕自身もチャックの開閉がしづらいと感じていたので、このポイントについてはメーカーも改善してくれたのではないでしょうか。
シンプルで縦長のフォルムがいい！生地もしっかりしていて黒も濃い！
モバイルモニター、ノートPC、キーボード、マウス、ケーブルを入れてもまだまだ入る！
折りたたみ傘を入れていますが、ちゃんとマチがあるため外から見ても盛り上がったりボコボコしていない！
この上部にあるポケットがかなり便利。上から直接アクセスできる。ここにはワイヤレスイヤホン、社員証、スマホなどすぐに取り出す必要があるものを入れています。
幅約25cm、深さ約20cmと大きいため、かなりのものを収納可能。
背負ったときの重さの感じ方について
新しい商品という思い込みもあるかもしれないのですが、全く同じものを入れても感じる重さ、もっというと肩ベルトにかかる圧力がクーラ30の方が軽く感じました。
なぜなのかとベルトを見るとパトスよリクーラ30の方がベルトの幅が広く、厚さも厚かったのでこれが要因なのではないかと思っています。
クーラ30の改善してほしい点
最後にクーラ30について改善してほしいポイントを上げておきます。
- 持ち手を太くしてほしい
- クーラ30の持ち手部分はかなり細いため、電車の中で片手で持つと手に食い込んでとてもツラい。カリマーのイクリプス27は持ち手部分が大きくクッション性があり、とても持ちやすかったです。
- 内部のコーティング剥げ問題
- 内部のコーティングが経年劣化による加水分解で剥げてくる問題。レビューにもちらほら書かれています。何年も使っていればそういったことは起こるものなのでしょうが、クーラ30の場合は2年ほどで剥げてくるという書き込みもあり、さすがに2年は早いのではないかと思っています。今回は何年保つのか…という不安はありますがミレーさんも何かしらの改善をしてくれていると信じて長く使いたいです。
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